【留学生の就活③】ボスキャリ徹底解説
ボストンキャリアフォーラムとは?
ボストンキャリアフォーラム(以下ボスキャリ)は英語を話す日本人向けの就活イベントです。毎年11月に行われ、海外留学中の日本人や海外留学経験のある日本人が世界中から集まります。
留学生の皆さんなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
私は2017年の11月、ニュージーランドからこのためだけにボストンへ行きました!
参加する企業は外資系や日系、コンサル・銀行・商社・メーカー等さまざま。
200〜250企業が毎年参加しています。
私が参加した2017年は、AppleやAmazon、Uber、資生堂、日清などの大手もいれば、地元の物作りの会社も来ていました。
うまくいけばイベント中の3日間で内定までたどり着けると言うから、効率的な就活がしたい留学生にはぴったり!
ボスキャリでの選考の流れ
ボスキャリでの選考は大きく分けて2パターン。
私は実際に両方経験したので、詳しく説明していきます。
①事前応募パターン
こちらは9月頃からの事前応募に参加するパターン。
ボスキャリ開催前に、前回お話ししたようなオンラインテストやSkype面接を行います。
そのため、ボスキャリ開催中には2次面接やディナーと呼ばれる食事会を通して選考されます。
私の意見では、この事前応募が内定への鍵。
ウォークインでギリギリに応募してくる学生よりは、事前応募をする用意周到な学生の方が印象がいいのは当たり前ですね。
私は5社くらい応募しました。
普通は5社〜10社くらいするかな!
②ウォークイン
こちらは、事前応募なしで当日ブースにて応募をするパターン。
ブースにいる人事の方に履歴書やCVを渡します。
私の経験上、内定への道は細いけどやってみる価値はあり!
私は実際にウォークインでも内定をもらいました。
ただ、3日間の間に何度も面接することになるので、スケジュールの管理が大変になるかも。
人気企業は事前応募で定員オーバーしてることもあり、ウォークインを受け付けていない場合があるので注意です。
③面接
普通の就活と同じように、ボスキャリでも面接があります。
各企業は白いパーテーションで仕切られた「面接用ブース」を持っており、時間になったらそこに行くだけ。
面接官に聞かれる内容は一般的な質問です。
・学生時代に頑張ったことは?とか
・1番の挫折とその乗り越え方は?とか
・この200以上ある会社からなぜうちを選んだ?など。
専門的(プログラミング系)の仕事の場合は
・どんなプログラミング言語が使える?や
・大学でどんなプロジェクトをした?とか。
日系の会社は日本語での面接でしたが、外資系は日本語と英語両方での面接でした。
④”ディナー”
ボスキャリでは有名なこの”ディナー”。
企業が選考中の学生を夜ご飯に誘う、有名なシステムです。
面接後に招待状をもらうこともありますし、電話で誘われることもあります。
指定されたレストランで食事をしながら話すだけなんですが、これも大事な選考の1つ!
なのであまり気を抜きすぎないように注意です。
私が行ったディナーは少人数形式と、大人数の立食形式の2種類がありました。
立食形式だと、自分から話に行く積極性が試されます。
反対に、少人数だとじっくり話せる分、緊張度が増します...
私は折角高級そうなレストランに連れて行ってもらったのに、緊張で全く食べれず...涙
ほとんどをdoggy bagに入れてもらった覚えがあります。
本当に3日間で内定がもらえる?
もらえます!
私の場合は、外資系の会社でもらえました。
ウォークインでも内定まで繋がるのか!と感動しました。
ただやはり、3日間の間に1次面接〜最終までするのは体力が必要です。。
200社以上の会社があるので、イベント中に今まで知らなかった良い会社に出会うこともあると思います。
ウォークインだからどうせ無理...と思わず、試して見る価値は十分あり!
ボスキャリのコツ
①自分の長所の伝え方
ボスキャリでは「留学経験がある」というのはアピールポイントになりません。
なぜなら、参加する学生の殆どが留学生だからです。
ここで重要なのは、「英語や勉強以外に何をしたか」。
例えば、私なら市の音楽のコンクールにグループで出たり、作曲を頑張ったり。
音楽に英語は全然必要じゃないんだけど、6年間続けたことなので前面に押し出しました(笑)
②自分の弱点の伝え方
面接では長所と短所を聞かれることがあります。
私の弱点は、日本語も英語も完璧ではないこと。
1年留学の方々は日本の大学に在籍しているので、日本語に強いです。
高校から留学した私の日本語力は、彼らに比べて低い。
かと言って私の英語はネイティブほど完璧ではない。
この微妙な立ち位置が私の弱点です。。
これは、そのまま伝えていいと思います。
でもマイナスイメージで終わってはいけません。
これをポジティブに変換するために、
「日本語も英語100%ではありませんが、日本人と外国人の間に立つことができます。」
のようにアピールしていました。
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以上がボスキャリ徹底解説でした!
実際にボスキャリを通して今の会社に入社したので、このイベントにとても感謝しています。
留学生にとって、とても効率のいいイベント。
皆さんもよかったら検討してみてください!